文系学生の就職活動(マイナビニュースより)

2ヶ月前の記事ですが、企業の採用活動解禁にあたり2018年卒就活生のマインドをアンケート形式で分析しています。

2018年卒の就活解禁-今年の就活生の傾向は?

 

 (記事より引用)

 2018年卒 マイナビ大学生のライフスタイル調査」(2016年12月16日~2017年1月15日/学生3,924名を対象)の「就職活動における自分の最大の武器だと思うもの」という設問では、文系男子は「サークル活動・部活動の経験」が21.0%(対前年比3.6ポイント増)、文系女子は「忍耐力・粘り強さ」が15.7%(対前年比2.2ポイント減)だった。理系男子は、「学校で学んだ専門知識」が20.6%(対前年比0.5ポイント増)、理系女子では「学校で学んだ専門知識」が19.5%(対前年比3.3ポイント増)と前年よりも割合を高くし、最も多くなった。 

 (記事より引用終わり)

 

興味深いことが、文系学生が挙げる就活上の強みは学業そのものよりも「サークル活動・部活動の経験」や「忍耐力、粘り強さの精神性」であること。

 

文系学生も本分たる学業を企業の活動内容(ビジネスそのもの)に結びつけ、主軸に据えたPRが必要ではないでしょうか。

 企業の活動内容は、大半の企業でオフィシャルHPよりIR、決算報告、有価証券報告書、その他広報で概要を掴むことができます。

(企業の中、長期経営計画、ビジョン、直近数年の経営成績、財務状態、組織体制、役員の状況、離職率等)

 

※ OB、OGやリクルーターからの個別具体的な情報を除き、オフィシャル以上の情報は意味が薄いとも言えます。例えば、受ける企業のゴシップを知っていても就活にプラスの影響はないと思います。

 

受けようとしている企業の活動内容等(経営計画、組織体制、今後のビジネスプラン)と、自身が学び、分析してきた学業とに結びつきが見つかると思います。

観点は「やりたい、やってみたい」、ではなく「学業との関連があり、役に立てる」です。

 

学業は、卒業を前提とすれば、学校生活で最も多くの時間を使い、思考を重ねた活動であるはずです。

 

特段の理由がない限り、サークル活動や部活動、測定者により評価のバラつきやすい忍耐力、粘り強さといった精神性は付随要素程度に考えるべきでは。