エクセルスキル(VBA)と会社業務(転職成就より)

転職成就より、VBAのスキルPRは事務職、専門職ともに意味が薄いとの記事です。 主にエクセルが該当すると思います。

転職にVBAは有利?

(記事より引用)

「VBAとなればエクセルと関連性が高く、エクセルは事務職では頻繁に使用します。

しかしエクセルを使用するとしてもVBAまでの知識を必要とする事務作業は正直少ないので、転職活動ではあまり評価されないと考えて良いです。

事務職という場合にはVBAよりも

・関数をある程度使える

・経理だと勘定奉行弥生会計のソフトを自由に使える

というように一般的な企業で使われるソフトやシステムを使えるほうがまず有利となるかと思います。

またマイクロソフトでは他にもシステム系の資格を用意していますが、事務職であればこの手の資格をいくら取得してもまず評価はされないといって良いと思います。」

(記事より引用終わり)

その通りだと思います。

というのも、エクセルは会社データの媒体だからです。

エクセルとは、目的となる分析、加工をスピーディーに達成する為に、「逐一」ユーザーがデータ群を落とし込むツールです。

スピーディーに、逐一、がポイントです。

エクセルというと、とかくマニアックな方向に話が向かいがちです(無数ある関数の応用や分析機能活用、VBAによるツール化等)

しかし、本質は、

① 会社の標準システムに蓄積されたデータを

② 期間、相手先等、都合に合う条件で逐一抽出し

スプレッドシート上に落とし込み分析、加工する

その為のツールだと思います。

私は企業で財務経理の職を担う都合、会社帳簿をエクセル表で保持し、債権債務管理を実施することは不可能に近いと考えています。

エクセルを媒体ツールと割り切り、使い倒すことはいいと思いますが、 エクセルの関数、VBAにのめり込み、業務ツールの作成、管理をスプレッドシートで行うことは避けるべきと思います。

業務内容の変動に保守が追いつかず、すぐに遺産化してしまいます。