三越伊勢丹HD早期退職金積み増しにみる企業分析(SankeiBizより)

三越伊勢丹HD、早期退職金を積み増しへ 構造改革を加速 (SankeiBiz)

三越伊勢丹HDが2018年3月期に早期退職金を積み増す方針との記事。

三越伊勢丹ホールディングス(HD)の杉江俊彦社長が10日都内で会見し、人員削減のため、早期退職制度の割増退職金を積み増す方針を明らかにした。秋までに積み増し額などの詳細を詰め、2018年3月末に実施する。杉江氏は業績不振の理由を「他社と比べ高い人件費が大きな課題だ」と説明。不採算の地方店は売り場面積の縮小や専門店の誘致なども検討し、構造改革を加速させる。

17年3月期の最終利益がほぼ半減するなど業績不振の責任を取って辞任した大西洋前社長の後任として、杉江氏は4月1日に社長に就任した。

杉江氏は「構造改革で17年度と18年度は企業として縮小するが、19年度以降の成長につなげる」と強調。」

2019年3月期までにリストラクチャリングを完了し、費用を認識するということでしょう。

決算説明会資料では、コスト削減だけでなく、成長事業の絞り込み、経営サイクルの強化が言及されています。

平成29年3月期決算説明会資料 (PDF資料)

資料名が2013年3月期 第2四半期決算説明会となっていますが、間違いだと思います。

2018年度も新卒採用は実施しているようなので、人件費適正化に加え、従業員構造の変換が狙いとしてあると思います。