仕事の選び方(日本郵政、野村不動産HD買取検討 日経)

日本郵政、野村不動産HD買収検討 (日本経済新聞)

日本郵政野村不動産HDの買収を検討しているとの記事。

大きな観点ですが、多様な消費者ニーズを汲み取り、飽きられない変化を短期的に求められる事業は常に多忙でしょう。

就職を考える上で、自分にどんな事業が向いているのか、まずは大きな観点で考えることが必要だと思います。

日本郵政の場合、リスクヘッジしやすく、長期的に安定した収益源となりうる不動産事業に目をつけたようです。

日本郵政が不動産大手の野村不動産ホールディングスを買収する検討に入ったことが12日、分かった。郵政グループで都市部に持つ商業施設を活用して不動産収入を伸ばすため、野村不動産の開発ノウハウを得て収益基盤を強化する狙いがある。買収に伴う株式取得額は最大で数千億円規模になる公算が大きい。

 複数の関係者が認めた。TOB(株式公開買い付け)の実施で買収する案が有力とみられるが、一部の株式の取得にとどめる選択肢もあり、規模と出資方法はともに今後詰める。日本郵政は出資先の海外子会社の減損処理をしたばかりで、慎重な対応を求める声もある。買収額などを巡って交渉が難航する可能性がある。

 日本郵政郵便事業は、宅配便が過去最高の配達数になる一方で、インターネットの普及で郵便物の取扱数は減少が続く。新たな収益源として、遊休地を活用した不動産開発を加速する方針を示していた。」

既に色々不動産を所有しているので、不動産収入拡大、安定化の足がかりをつかむことが目的でしょうか。

「JR東京駅前の旧東京中央郵便局を建て替え、大型商業ビル「JPタワー」として再開発した。ビル開発のほか、日本郵政の不動産関連事業としては都市部中心にマンションも展開する。2007年の民営化以降、全国に2万以上ある郵便局をはじめ、国内に保有する不動産資産をどう活用するかが経営課題になっていた。」

検討段階とはいえ、すごい話です。

実現したとしても、まずは手続きに終われることでしょう。