残業と働き方(エイベックス未払残業代の認識にみる 朝日より)

エイベックス、未払い残業代に10億円計上 3月期決算 (朝日)

エイベックスが2017年3月期決算で、未払残業代見合いの費用(未払金)を認識したとの記事。

「グループで働くすべての正社員や契約社員など計約1500人を対象に、昨年6月中旬から今年1月中旬までの勤務状況を調べたところ、約半数で未払いが判明したという。この間の未払い分の総額は7億円程度にのぼったという。対象の従業員に5月末までに支払う。さらに、今年1月中旬以降に発生した未払い分も3月期決算に計上した。

 労働時間を正確に把握して再発防止につなげるため、パソコンのオン・オフの記録で労働時間を管理する従来の運用を改め、従業員が自ら労働時間を報告する仕組みを導入することも明らかにした。裁量労働制の導入も検討するという。」

PCのオン、オフ時間の管理では、言い訳できない明確な履歴が残ってしまうから、ということでしょうか。

そう考えると、申告制度・裁量労働制度を採用し、あくまで従業員個人の責任で残業を運用させたいようです。

申告制度では、事前申告が原則でしょう。

自己申告はいいのですが、事後申告、過少申告が横行しそうな気がします。

PCのオン、オフログはいずれにしても残るでしょうし、後にありえる労働局の調査で問題となってしまっては意味がないでしょう。