ディーセント・ワークという選択肢(YTVより)

ILO事務局長、『働き方改革』に関心 (YTV)

国際労働機関の事務局長が、厚労省が推進する『働き方改革』に協力の意向を示したとの記事。

ディーセント・ワークは、あくまで働き方の選択肢であり、当然強制されるようなものではないでしょう。

企業が制度、環境を整備し、ディーセント・ワークという働き方の選択肢を作ることが重要です。

その為に、非正規雇用者の処遇改善や格差是正等、法整備は推進していただければよいと思います。

働くということについては、働く人間一人ひとりが働き方を選択し、結論を出すことが必要です。

「来日しているILO(=国際労働機関)のライダー事務局長は11日、塩崎厚生労働相と会談し、日本の『働き方改革』に関心を寄せ、「前向きに協力していきたい」と話した。

塩崎厚労相と会談したILOのライダー事務局長は、「完全雇用とディーセント・ワーク(=働きがいのある人間らしい仕事)の推進」に一層取り組むことで一致した。その上で、日本とILOとが来年から毎年、労働政策などを話し合う場を持つほか、高齢化・長寿化を踏まえた未来の労働のあり方に関する議論を進めることなどを盛り込んだ覚書を交わした。

ライダー事務局長は、「日本で進められている『働き方改革』と、ILOが取り組む課題は重要なところで一致していて、前向きに協力していきたい」と話した。」

働き方改革の内容は厚労省のWebサイトで確認できます。

「働き方改革」の実現に向けて

内容としては、ディーセント・ワークの提唱内容を踏まえ、日本の実態に即した枠組みを掲げています。

ディーセント・ワーク、働き方改革とは、人々の考え方、意識をどこかに持っていこうとするものでなく、

「こうした働き方もある」と提唱し、その為の環境を整える提案だと思います。